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1月 31 2020

思考力

 現時点では、来年度の入試から新テスト(共通テスト)が実施される予定となっています。(昨今の混乱ぶりを見ているとこれも突然変更となる可能性が無きにしも非ずですが)

 

新テストでは、従来のセンター形式に対する反省から考察力を測る出題が増えるとされ、実際に試行テストでは大きく平均点を下げた科目もあるようですし、先日のセンター試験でも新テストを意識したと思われる出題が散見されました。そのためかどうか今のところはっきりしませんが平均点も若干下がるようです。

 

メディア等では盛んに「思考力」という言葉が強調され、受験生・ご父母の不安をあおるような論調が目につきます。新年度に向けての入塾のご説明をさせていただく機会が増えていますが、やはりこの点に不安をお感じの方が多いようです。

 

もちろん、決まったパターンを繰り返し演習するだけのような学習では点が取りにくくなっていくはずですが、では、どのように学習していくべきなのでしょうか。私は以前から一部の特に優秀な方を除けば思考力を養うのは映像や大人数の一方通行の授業だけでは難しいと考えています。状況に応じた適切な発問による誘導を重ねることにより論理的思考の道筋のたどり方を知り、別の問題で実践・確認していくという流れが必要だと考えるからです。

 

これこそ、KGSが少人数制クラスにこだわる理由でもあります。ですから、逆に言うと問題形式が変更となる点を除き新テストに関する不安はありません。もちろん塾生たちには新しい形式に対応するための練習は十分に積んでもらいますが、これまで作り上げてきた「真の実力を身に付けるための授業」をこれからも愚直に続けていくだけだと考えています。