2月 24 2020
偏差値30からの医学部挑戦ー合格体験記からその①ー
KGSの塾生たちが卒業していく際に書いてくれた合格体験記からいくつかご紹介していきたいと思います。今後受験を控える皆さんの参考になれば幸いです。
関西医科大学(医・医)、藤田医科大学(医・医)他合格
S・Hさん(向陽高)
私は2年間KGSに所属して念願の医学部に合格することができました。一浪目の入塾当初は勉強の仕方もわからずどの大学も受からない偏差値30からの挑戦でした。入ってすぐに周りの人たちの勉強に対する熱量に驚き、部屋の中では筆音が鳴りやまなかったことを今でも覚えています。そんな環境の中、自身のレベルの低さを痛い程感じ焦りや不安から勉強時間の確保や基礎を疎かにしてしまい、結果医学部は全て不合格になりました。確かに3月は辛かったですが、同時にこの失敗から得るものが山ほどありました。
そこで、一浪目のときに仲良くしてくれて受かっていった仲間の勉強ぶり、勉強法、そして、KGSの活用の仕方など私との違いは何だったのか、私は今年受かるために何をしたらいいのかを二浪目が始まる4月10日までに考えていました。まずは、やはり基礎力の欠如が顕著だったので、英語の長文などは一日一本は必ず読むと決め、理系科目や文法書は同じ問題集を夏前までに3周し、分からない問題もただ分からないだけで済ますのではなく、ここまでは理解できるけど次の発想はどこから出てくるのかというように出来るだけ突き詰めて先生方によく質問して基礎力UPに尽力しました。質問を重ねるにつれて先生方が私の癖や苦手なことを把握して下さって対策がしやすくなり効率が上がりました。また、授業は指名してもらった問題の方が印象に残ったので、一浪目の時は指名されるのが怖かったけれど、二浪目の時は当ててくれと毎回願ってましたし、先生方も私の苦手なところを指名して下さったりして本当に為になりました。加えて、他の人に対する質問も頭の中で答えるようにして授業を有効活用していました。
次に、夏頃ある程度色々な問題が解けるようになってきた矢先の模試で、あまり結果がふるいませんでした。自身も葛原先生ももう少し今の実力で点を取れたのではという認識と現状とのギャップがあり、その原因を試験の緊張と制限時間がある中で正確に正解となる答案を作れていない点にあると考えました。そこで、第三者から見た正解をとにかく意識して先生方にかなりの量を添削して頂きました。その中でも、計算ミス、スペルミス、変な思い込みが多いなど課題も見つかりました。そして、大分改善されたと感じた11月頃の模試ではA判定や志望校1位など今まで見たことのない結果が出て驚く私を傍目に、葛原先生が俺にしてみれば当然とニヤニヤしながら言っていたことが思い出されます。
しかし、センター試験で思うような結果が出ず国公立は残念でしたが、受けた私大は全て一次を通り、三校全て合格を頂けたことは本当に嬉しかったです。
そして、周りの仲間に恵まれて、くじけそうなときに励ましあったり、笑わせあったり、勉強や入試のことについても相談し情報交換したりとなんとか二年目を乗り切ることができ、感謝でいっぱいです。私のおふざけに付き合ってくれた人たちありがとーう!(笑)
また何よりも、よく凹んで泣いている私に「今やることをやるしかない」などいつも気にかけて励まし続けてくれた葛原先生には感謝してもしきれないし、先生の熱い思いは塾の士気を高めていると思います。これからも幾度となく先生に会いにKGSに訪れてしまうと思います。大谷先生の親父ギャグ連発の授業はとても好きだったし、大谷先生は最後のほぼ毎日提出していた自由英作文の添削を丁寧に見て下さったり、山地先生が伝えて下さった「物事を一様にみるな」という助言は迷った際とても助けになりましたし、山地先生の熱血授業と人生相談も良い思い出ですし、武居先生の毒舌授業は笑いつつも身が引き締まったし、センター後も応援して下さったと、先生方には本当に感謝しています。家族の皆も支えてくれてありがとうございました。
最後に、この2年間は色々な事を考えて自分も成長することができました。そんな機会を与えてくれたKGSに心から感謝!!!

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