4月 29th, 2010

4月 29 2010

大学受験の準備、その現実(3)

受験生のみなさんにとって、大学受験を考えるとき塾・予備校の授業はかなり重要な位置、もしかしたら絶対的な位置を占めているかもしれません。もちろん授業をしっかり聞き、理解をしてさらに復習で定着させるというのは大事であると思います。

しかし、どんなに素晴らしい授業でも、またどれだけ高額な授業料を要する授業でもそれだけで受験に対応できるわけではありません。前回も書きましたが、あくまでも自律的にかつ計画的に学習することが不可欠なのです。

年間のカリキュラムに沿って粛々と進んでいく授業に追われ自分の弱点に気付かず(あるいは気付かないふりをし)、なすべきことを適切な時期にこなすことができず時間だけが過ぎていく。そして、いざ本番となったときに問題に対して手が出ない。そんな人も多いのではと思います。

巷には同業者から見れば明らかに営利優先の塾・予備校も多くあります。華美なパンフレット、豪華な設備を売りにするところも多いようです。しかし、それらはすべて受講生の皆さんのお支払いになる受講料から賄われています。はたしてそれらは志望校に合格するために本当に必要なことなのでしょうか?

一度お考えいただければと思います。