2019年1月

1月 31 2019

藤田医科大学の数学入試問題について

先日、藤田医科大学の入試が行われました。受験した者たちは出来具合をそれぞれ報告してくれましたが、各教科とも概ね例年と大きな変化はなかったようです。

数学については私も実際に解いてみましたが、ここ数年の出題傾向の流れにそった出題であり大問については国公立大学標準レベルであったと言えると思います。

小問集合の中にも侮れない問題が複数含まれていますので、受験生にとっては決して楽なセットではありません。

特に大問2の(3)の計算が煩雑になりがちな点と、大問3のΣ公式の証明、(1)は問題なくできるはずですが(2)は戸惑った人が多いのではないかと思います。また、(3)については類題の経験の有無が出来に大きく影響したのではないでしょうか。

他の大学に比べて時間は十分与えられているのでじっくり考えることはできたはずなのですが、計算量も決して少なくはありませんので結果としては実力差がはっきり表れるセットになっています。

来年以降受験をお考えになる方には、入試標準~やや難レベルの良問に多くあたるとともに記述の答案を作成する訓練をしっかりしておかれることをお勧めします。

KGSの塾生たちが無事に第一関門をクリアしてくれていることを願うばかりです。


1月 27 2019

出題傾向

1月26日(土)の関西医科大学の入試において数学の出題形式が答えだけを要求する形から記述式へと大きく変わったようです。

新テストに関わる一連の議論において、思考力・説明力の重視が叫ばれる中でこのような対応を行う大学が出てくるであろうことは容易に予想できることではありましたが、受験生の中には戸惑った人も多かったのではないかと思います。(もちろん、穴埋め式あるいは答えだけを要求する形式で思考力が問われていないということではありません)

KGSでは、従来の入試において完成式・穴埋め式の出題がされていた私学専願の者であっても、授業では解答にいたる道筋を論理的に記述することを要求し記述式でも通用する答案の作成を課していますので、塾生にとってはむしろありがたい変更であったようです。

一般に受験対策の仕上げとして過去問さえ解いておけばよいと考えておられる方も多いようですが、今日のように傾向が突然変わることは特に珍しい話ではありません。

過去問を解いて良しとするのではなく、どのような形式・どのような内容であっても対応できるような準備を行うことこそが重要です。過去問演習だけでは不十分だということです。

今日の入試では難度的にはそれほど大きな変化はなかったように思われますが、今後行われる入試ではもしかしたらあるかもしれません。

本番当日に慌てなくてもよいよう、万全の準備を心掛けておくべきでしょう。


1月 23 2019

愛知医科大学入試

1/22(火)は愛知医科大学の入試日でした。センター試験から中1日空いただけという厳しいスケジュールですが、KGSからも何名かが受験しました。

問題は回収となるので正確にはわかりませんが、受験した者の話を総合すると全体として穏やかな出題であったようで、過去の入試とレベル・傾向ともに大きな変化はなかったようです。

個人的には、愛知医科大学に限らず今年の入試では「トーナメントの確率」の出題があるのではないかと考えており、先日センター対策の授業で扱いましたので今回の入試で出題があったと聞いて塾生たちの出来が気になるところですが、まずは結果を待ちたいと思います。


1月 19 2019

センター試験と新共通テスト

今年もいよいよセンター試験を迎え、受験シーズンに突入します。

KGSでは、今日も通常通り授業を行い受験生たちはそれぞれに準備を整えて帰宅していきました。結果についてはどうなるかわかりませんが2日後に数字として表れる結果を彼らとともに受け止め、さらに今後の準備を進めていく予定です。

ところで、例年この時期になると新年度のお問い合わせを多くいただきますが今年は特に新高1・高2生の方からのお問い合わせが目立ちます。

お話をうかがうとやはり新テストに向けての不安を口にされる方がほとんどですし、ご心配も無理のないことだと思います。

入試制度が大きく変わることに対する不安はもちろんのこと、新テストでは論述を要求されることになりますのでその点をご心配の方も多いようです。

もちろん制度が変更される以上、入試の結果に全く変化がないということはないと思われますが、個人的には全体の平均点が下がる程度で特に難関大学においては難易度、倍率などに大きな影響はないのではないかと考えています。

実際、塾・予備校によっては集客のチャンスとばかりに不安をあおる表現を大々的に打ち出し、「新テストでは思考力が試されるので、その導入にあわせて新しいコースを設置する」云々ということを謳うところも多いですが、裏を返せばそれらの教室ではこれまで思考力をつけるのではなく単に問題が解ければよいという小手先の指導を行ってきたのだということを暴露しているようなものです。

私は「思考力を身に付ける」ためには少なくとも最初の段階では、講師が各受講生の状況、力量を把握したうえで適切な問いを通じて彼らが深く本質をとらえることができるよう誘導し、なぜそのような設定・操作・発想をするのかを根本的に理解するために助言することが必要だと考えていますので、これまでも、現在のセンター試験や私大の答えだけを要求する問題に関しても必ずきちんとした論述の答案を意識しながら解くことを指示し、常に論理的な根拠を確認しながら解説を行ってきました。

従ってKGSでは新テストが導入されるからといって特に騒ぎ立てるつもりはなく、今後も基本的にこれまでの方針を維持していく予定でいます。

現在非常に多くの方々が不安を感じておられることは間違いないでしょうし、早期に準備される方も多いと思いますが塾・予備校に通いさえすればよいというものではありません。本当に必要なことをよく見極めていただくことが必要であると考えます。